井上拓真 兄・尚弥に続く座間市民栄誉賞 兄より早い4団体統一へ意欲

[ 2023年5月1日 15:11 ]

佐藤市長から表彰状を受け取る井上拓真
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 プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上拓真(27=大橋)が1日、出身地の神奈川座間市役所で市民栄誉賞を贈呈された。前4団体統一世界バンタム級王者で14年に同市民栄誉賞を受賞している兄・尚弥(30=同)に続く2人目となり「まさか自分がもらえるとは思っていなかった。本当にうれしい」と白い歯を見せた。

 この日、表彰式に出席した拓真は佐藤弥斗市長から市民栄誉賞の賞状と、座間市マスコットの特注トロフィーを記念品として受け取り「今の目標である4団体統一に向け、1本目をしっかり取ることができました。偉大な兄の背中を追いかけ4団体統一を成し遂げたい」と抱負を口にした。

 拓真は先月8日、リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)とのWBA世界バンタム級王座決定戦で3―0判定勝ちを収め、世界王座に返り咲いていた。すでに軽めのランニングやジムワークは再開しており、8日の試合でカットした左目付近の傷は抜糸を終えて順調に回復しているという。前4団体統一同級王者の兄・尚弥は約4年半をかけて4本のベルトを統一。4団体統一へ拓真は「兄より早くいけたらいきたい。ゆくゆくは統一戦もやっていきたい」と意欲を示した。

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