三菱重工West　JABA京都大会3連覇「100点満点」新人150キロ右腕・鷲尾が完封の大仕事

社会人野球JABA京都大会決勝   三菱重工West4―0大阪ガス （ 2023年5月1日    わかさスタジアム京都 ）

＜三菱重工West・大阪ガス＞優勝を決めて歓喜の輪をつくる三菱重工Westナイン（撮影・河合　洋介）
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　社会人野球JABA京都大会決勝が1日に行われ、三菱重工Westが3大会連続3度目の優勝を果たした。大阪ガスを4―0で下した。これにより6大会連続27度目となる日本選手権（11月3～19日の12日間）の出場権を獲得した。

　関大出身の新人で最速150キロ右腕の鷲尾昂哉（22）が大一番で6安打完封勝利を飾った。「直球がそんなに走っていなかった」と決め球のフォークを多投。4―0の7回に単打で2本で1死一、二塁を招きながら、後続をフォークで左飛と一ゴロに仕留めて切り抜けた。

　「フォークをゾーンに集めて打ち損じを狙おうと思っていました。いい経験をさせていただいたので、今後に生かせるように頑張っていきたい」

　試合終盤にはエース・竹田祐がブルペンで準備を始めていたものの、最後までマウンドを譲らなかった。決勝戦で社会人初完投初完封を挙げた新人右腕に津野祐貴監督は「100点満点。鷲尾が最後まで頑張ってくれて、一番最高の結果になった」と手放しで称えた。

　また最高殊勲選手賞は、今大会2完投を挙げた竹田祐が受賞した。