マイク・シャノン氏が死去 83歳 カージナルスで2度のWS制覇 ラジオ放送の実況は50年間

[ 2023年5月1日 10:42 ]

83歳で亡くなった元カージナルスのマイク・シャノン氏(AP)
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 1964年と67年にワールドシリーズを制したカージナルスの優勝メンバーで、1972年から2021年まで50年間にわたってカージナルスのラジオ放送で解説者と実況を担当していたマイク・シャノン氏が4月29日に死去。83歳だった。死因は明らかにされていない。

 ミズーリ州セントルイス出身シャノン氏はミズーリ大時代にフットボールの選手としても活躍したが、1962年にメジャーにデビュー。最初の2年間は、のちに殿堂入りを果たすスタン・ミュージアルのチームメートだった。

 1964年には右翼手、67年には三塁手としてカージナルスのワールドシリーズ制覇に貢献。現役はカージナルスだけの9年間で、通算882試合に出場して打率・255、68本塁打という成績だった。

 引退後はすぐに球団の広報スタッフとなり、1年後にラジオ放送に関わるようになった。以後、放送での貢献を評価されて殿堂入りを果たしたスポーツキャスターのジャック・バック氏とのコンビで実況を担当し、2002年に77歳で同氏が死去すると、ラジオにおける“リーディング・キャスター”として21年まで放送席に座っていた。

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2023年5月1日のニュース