パドレス・ダルビッシュは6回4失点で勝敗つかず 打者有利の高地・メキシコで3被弾もチームが逆転勝利

[ 2023年4月30日 07:57 ]

ナ・リーグ   パドレス6-4ジャイアンツ ( 2023年4月30日    メキシコシティー )

メキシコ開催のジャイアンツ戦に先発したダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が30日(日本時間5月1日)、ジャイアンツ戦に先発し、6回を投げ9安打4失点。チームが逆転勝利を収め、勝敗はつかなかった。

 パドレス-ジャイアンツの2連戦はメキシコ開催。メジャーの公式戦が同国で行われるのは6度目だが、首都メキシコシティーでは初開催となった。ロッキーズの本拠クアーズ・フィールドの1マイル(約1600メートル)より高く、富士山の5合目に当たる標高約2300メートルのメキシコシティーは、空気抵抗が少なく球が飛びやすい上に変化球は曲がりにくくなるため“打者天国”とされる。実際に前日29日(同30日)の同戦は、11本塁打が飛び出すなど両軍合わせて30安打27点の歴史的乱打戦となった。

 今季2勝目をかけマウンドに上がったダルビッシュは立ち上がり、ウェードに先頭打者アーチを浴びると、2回には1死からデービスにもソロを被弾。打球の伸びに思わず驚く顔を見せた。4回にも先頭・ハニガーにソロを浴び、1試合3被弾は昨年9月のダイヤモンドバックス戦以来となった。4回はその後、3連打でさらに失点も5、6回は無失点で切り抜け、9奪三振と力投した。
 
 3-4とリードを許した展開で降板したが、打線が8回にクロネンワースの適時打で同点とし、黒星は消えた。この回、カーペンターの2点適時打で勝ち越しに成功。チームは終盤の逆転劇で「メキシコシリーズ」を2連勝で終えた。

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