ヤクルト・村上「凄くいいものが出てきた」　2年ぶり犠飛がチーム23イニングぶり得点

セ・リーグ   ヤクルト4ー2阪神 （ 2023年4月30日    神宮 ）

＜ヤ・神＞3回1死二、三塁、村上は先制の左犠飛を放つ（撮影・北條　貴史）
Photo By スポニチ

　23イニングぶりの得点を挙げたのは、不振の4番打者だった。3回1死二、三塁。ヤクルト・村上は才木の外角直球を打ち上げた。

　3月のWBC1次ラウンド・韓国戦で犠飛を記録しているが、レギュラーシーズンでは21年6月22日の広島戦以来、2年ぶりの左犠飛で先制点をもたらした。5回2死三塁では左前適時打。「感覚的な問題で、凄くいいものが出てきた」と44打席ぶりの適時打となる痛烈な打球が弾んだ。

　打率・157と苦しむが、真骨頂の逆方向への快音。決勝打は今季両リーグ最多の6本目。「昨日より今日、今日より明日と意識しながらやっている」。65打席ノーアーチも復調を予感させる一打だった。