九共大が開幕6連勝 4番の梁瀬主将が先制3ラン

[ 2023年5月1日 04:00 ]

福岡六大学野球   九共大12-3日経大 ( 2023年4月30日    九共大 )

<日経大・九共大>初回に先制の3ラン、ナインに迎えられ、笑顔の九共大・梁瀬
Photo By スポニチ

 前日の雨によるグラウンドコンディション不良のため2試合のみ行われた。九共大は初回、4番の梁瀬慶次郎主将が先制3ランを放つなど4年生野手の長打で日経大を7回コールド、12―3で下し開幕6連勝とした。九産大は5―3で福工大を退けた。第3試合の九工大―福教大戦は1日に順延された。

 大学ラストイヤーに懸ける4年生の思いが九共大に6連勝をもたらした。「チャンスだったので1点は返したかった」とキャプテンの梁瀬。初回1死一、二塁。スライダーを捉えた打球はセンターオーバー。1点どころか先制3ランとなって一気に試合の流れを引き寄せた。

 梁瀬だけじゃない。7回2死満塁走者一掃の三塁打を決めた4年の近藤大樹も「しっかりランナーを還そうと思った。この半年間、全国で勝てるように頑張ってきた」とたぎる思いをぶつけた。さらに代打の4年・鳥羽も「追い込まれていたけど当たりは完璧だった」とセンター最深部に大学初となる本塁打をぶち込んだ。

 4年生軍団の合言葉は“打倒名城大”。昨年は春秋連続でリーグ優勝したが春の全日本大学選手権は2回戦敗退。名城大と対戦した秋の神宮大会1回戦は「野球をさせてもらえなかった」と上原忠監督も唇をかむ0―5での敗戦だった。リベンジの舞台に立つまで残り4試合。九共大は絶対負けられない思いで戦う。(中島 泉)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月1日のニュース