パドレス・ダルビッシュは6回4失点で白星逃す “打者天国”の高地・メキシコで昨年9月以来の3被弾

[ 2023年5月1日 06:10 ]

ナ・リーグ   パドレス-ジャイアンツ ( 2023年4月30日    メキシコシティー )

メキシコ開催のジャイアンツ戦に先発するダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が30日(日本時間5月1日)、ジャイアンツ戦に先発。6回を投げ9安打4失点で今季2勝目の権利をつかむことはできなかった。

 ダルビッシュは初回、ウェードに先頭打者アーチを浴びると、2回には1死からデービスにもソロを被弾。3回は連打を浴びながらも無失点で切り抜けたが、4回にも先頭・ハニガーにソロを許した。1試合3被弾は昨年9月のダイヤモンドバックス戦以来となった。

 パドレス-ジャイアンツの2連戦はメキシコ開催。メジャーの公式戦が同国で行われるのは6度目だが、首都メキシコシティーでは初開催となった。ロッキーズの本拠クアーズ・フィールドの1マイル(約1600メートル)より高く、富士山の5合目に当たる標高約2300メートルのメキシコシティーは、空気抵抗が少なく球が飛びやすい上に変化球は曲がりにくくなるため“打者天国”とされる。実際に前日29日(同30日)の同戦は、11本塁打が飛び出すなど両軍合わせて30安打27点の歴史的乱打戦となった。

 今季、ここまで被弾がなかったダルビッシュも3本塁打を浴びるなど苦戦を強いられたが、6回を投げ9安打4失点、9奪三振と大崩れすることなく粘った。ただ、前日6本塁打を含む17安打16点と活発だった打線が、6回まで3点止まり。先発右腕はリードを許した状態で救援陣に後を託し、白星をつかめなかった。

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