亜大のエース草加、今春3度目の完封　前回KOの悔しさ晴らす圧巻の12K

東都大学野球1部・第3週第1日   亜大10―0日大 （ 2023年5月1日    ZOZOマリン ）

＜日大・亜大＞力投する亜大の先発・草加（撮影・木村　揚輔）
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　亜大のエース草加勝（4年＝創志学園）が12奪三振、5安打完封で日大を封じ込んだ。ただ今春3度目の完封も満足していない。

　「自分が打たれて負けたので…。悔しかったです」。27日の国学院戦は4回4失点（自責3）で敗戦投手に。だから大差がついた終盤でも生田勉監督（56）に「最後まで投げます」と続投を志願した。

　完封はあくまで結果でしかない。「1人ずつを抑えようとしただけです」。相手に先制させず、最少失点を常に心がける。歴代の亜大のエースが歩んできた道だ。

　体が開き気味だった前回登板の投球を修正。球速を意識せず低めに制球し140キロ中盤の真っすぐと、変化球で最後まで的を絞らせなかった。

　打線も10安打10得点と爆発。エースの心意気に応えた。