阪神・才木が2軍降格へ…4戦連続勝ち星なし 西純が昇格

[ 2023年5月1日 05:24 ]

セ・リーグ   阪神2―4ヤクルト ( 2023年4月30日    神宮 )

<ヤ・神>3回2死二塁、サンタナ(奥)に2点本塁打を浴びる才木(撮影・北條 貴史)
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 本来の姿を取り戻せないままマウンドを降りた。才木は今季最短となる3回5安打3失点で降板。自身3敗目となり2軍降格が決定的となった。

 「自分のピッチングができなかった。自分で自分を苦しめていた感じが。そこが反省」

 立ち上がりから苦しんだ。初回は1死一塁から2者連続の四球で満塁。サンタナを遊ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱したが、立ち直るきっかけにはできなかった。3回1死一、三塁で村上に左翼へ犠飛を許して先制点を献上。続くサンタナには直球を仕留められ、左越え2ランを浴びた。チームとしての連続試合零封は球団最長タイの「3」で止まり、連続イニング無失点も「30」でストップした。

 「良いところに投げないといけないとか、そういう意識がすごい強かった。それがボールになって、カウントが悪くなって、という展開がずっと続いていたので。自分を自分で苦しめていた」。制球力を欠いて投手有利のカウントに持ち込めず、後手に回ってヤクルト打線につかまった。

 今季初登板で幸先よく1勝を挙げるも、そこから4戦連続で白星なし。カウント負けし、追い込んでからフォークで仕留める“必勝パターン”が鳴りを潜める。復調の兆しが見えない右腕に対して岡田監督は「ストライクが入らへんやん。この(零封の)3試合な。先発みとったらわかるやんか。(大竹も村上も)コントロールよな」と苦言を呈し、「考えなあかん」と再調整の可能性も示唆。試合後に2軍降格が決まった模様だ。再調整中の西純が近日中に1軍に合流する。(遠藤 礼)

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2023年5月1日のニュース