パドレス・ダルビッシュは先頭打者アーチ含む2回までに2被弾 標高2200m“打者天国”メキシコで

[ 2023年4月30日 05:10 ]

ナ・リーグ   パドレス-ジャイアンツ ( 2023年4月30日    メキシコシティー )

メキシコ開催のジャイアンツ戦に先発したダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が30日(日本時間5月1日)、今季2勝目をかけジャイアンツ戦に先発。先頭打者・ウェードに今季初本塁打を浴びる立ち上がりとなった。

 ダルビッシュは初回、先頭・ウェードに3ボールとカウントを悪くするとストライクを1球挟み、5球目を右翼席へ運ばれた。それでも動揺することなく冷静に後続を3人で断ち、最少失点で切り抜けた。右腕の被弾は今季登板5試合目で初めて。

 2回には1死からデービスにもソロを被弾。2点のリードを許す展開となった。

 パドレス-ジャイアンツの2連戦はメキシコ開催。メジャーの公式戦が同国で行われるのは6度目だが、首都メキシコシティーでは初開催となった。ロッキーズの本拠クアーズ・フィールドの1マイル(約1600メートル)より高く、富士山の5合目に当たる標高約2300メートルのメキシコシティーは、空気抵抗が少なく球が飛びやすい上に変化球は曲がりにくくなるため“打者天国”とされる。

 実際に前日29日(同30日)の同戦は、11本塁打が飛び出すなど両軍合わせて30安打27点の歴史的乱打戦となり、16-11でパドレスが打ち勝った。

 ここまで被弾がなかったダルビッシュも2回までに2被弾。再び乱打戦となるのかベテラン右腕が試合を落ちつかせることができるのか、注目の一戦だ。

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