【PSデータ】阪神 史上初の本塁併殺締め突破でファイナルSへ勢い 14年日本Sでは“西岡の因縁”も

[ 2022年10月11日 22:00 ]

<De・神>9回1死満塁のピンチを併殺で切り抜け勝利し、CSファイナルS進出を喜ぶ湯浅(中央)ら阪神ナイン
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 セCSファーストステージは10日の第3戦で阪神がDeNAを3-2で下し、2勝1敗でCSファイナルステージ進出を決めた。

 試合は8回途中から救援登板した湯浅が9回に1死満塁のピンチを背負うも、代打・藤田を初球ど真ん中の152キロ直球で、二ゴロ本塁併殺(4-2-3)とし勝利するという劇的な幕切れ。ポストシーズンで本塁併殺締め突破を決めたのは、史上初となった。

 過去にプレーオフ、CSでの併殺締めは、
▽2005年10月8日プレーオフ第1S 1回戦
 ロッテVS西武(千葉マリン)
 西武代打・平尾 6-4-3の遊ゴロ併殺
 (投手・小林雅)

▽2009年10月18日CSファーストS 2回戦
 中日VSヤクルト(ナゴヤD)
 ヤクルト代打・畠山 4-6-3の二ゴロ併殺
 (投手・岩瀬)

▽2010年10月16日CSファーストS 1回戦
 阪神VS巨人(甲子園)
 阪神・能見 6-4-3の遊ゴロ併殺
 (投手・山口)

と3度あるが、本塁併殺締めも併殺締めでの次ステージ進出決定もなかった。

 ちなみに阪神はポストシーズンでの「本塁併殺」といえば、2014年10月30日の日本シリーズ5回戦(ソフトバンクVS阪神、ヤフオクD)で、西岡が守備妨害で一ゴロ併殺打となり試合終了(記録は3-2-3)、日本一を逃したという“因縁”があった。

 「史上最大の下克上」に向けて第1関門を突破し、勢いに乗る阪神。12日からのCSファイナルSで王者ヤクルトを相手に日本シリーズ進出を決められるのか注目だ。
 

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