オリックス・安達、CSファイナルSから復帰へ 右肋骨骨折離脱中も「CSに合わせていた。問題ない」

[ 2022年10月11日 05:00 ]

ノックを受ける安達(右)(撮影・後藤 大輝)    
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 大一番を前に頼れるベテランが帰ってきた。右肋骨(ろっこつ)骨折で離脱中のオリックス・安達が、12日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS・ソフトバンク戦(京セラドーム)で復帰する見込みとなり、意気込みを語った。

 「(患部の状態は)全然いいですね。ケガをして、シーズン復帰は無理だと思って、CSに合わせていたので。問題ないです」

 最終戦まで優勝を争った宿敵を、万全の状態で迎え撃つ。安達は9月10日のソフトバンク戦で守備の際に患部を負傷。その後、チームに同行しながら様子を見たが痛みが引かず、仙台遠征から帰阪した14日に大阪市内の病院で診断され、出場選手登録を抹消され、そのままレギュラーシーズンを終えた。ポストシーズンに照準を合わせて、状態良化に努めてきただけに、この短期決戦での巻き返しに懸ける思いは強い。

 この日は京セラドームで全体練習に参加し軽快な動きを披露。難病指定の「潰瘍性大腸炎」を患いながら、今季65試合に出場し勝負強い打撃と堅守でチームをもり立てるなどリーグ連覇に貢献した。

 「ソフトバンクは、足が速くて嫌な打者が多い。(短期決戦は)調子どうのこうのではなく、気持ち。最後まで試合に出て、喜びをみんなと分かち合いたいし、ビールかけをしたいです」と力を込めた。(湯澤 涼)

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2022年10月11日のニュース