日本ハム・万波「凄くバットで捉えた」3ラン フェニックス・リーグ最多の“村上超え”狙う

[ 2022年10月11日 06:00 ]

フェニックス・リーグ   日本ハム5―2日本独立リーグ野球機構選抜 ( 2022年10月10日    生目の杜第2 )

<日本ハム・日本独立リーグ野球機構選抜>6回1死一、二塁、バックスクリーンへ勝ち越し3ランを放つ日本ハム・万波
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 今季の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、日本ハム・万波が強烈な一発を中堅に突き刺した。10日、フェニックス・リーグの日本独立リーグ野球機構選抜戦に「7番・左翼」で出場。同点で迎えた6回1死一、二塁で勝ち越しの3ランを放ち「凄く、バットで捉えたという感じだった」とうなずいた。

 今季はチーム2位タイの14本塁打を放つも、112三振を喫するなど打率・203と低迷。先月21日にシーズン2度目の出場選手登録を抹消され、そのまま再昇格することなく2軍でプロ4年目を終えた。課題は明確。「打率、確率を上げていきたいので。そこを模索して、高い確率で強い打球を打っていきたい」と話す。

 確率を上げるため、より低い弾道を意識している。それは本塁打を増やすためでもある。「来季も同じような打率だと、今季以上の本塁打は難しいと思っている。確率を上げることが、本塁打数も打点も増やすことにつながる」。安打の延長線上が本塁打という意識が、この日の一発につながった。

 フェニックス・リーグで本塁打が集計された09年以降、最多は18年に10本塁打を放った当時入団1年目のヤクルト・村上。翌19年に36本塁打、96打点とブレークする足がかりとなった。万波は「極端に(本塁打は)意識していない」と前置きした上で「もちろん、打てるなら打ちたい」と、本塁打への思いは不変。勝負の5年目へ、“村上超え”から巻き返しを図る。(清藤 駿太)

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2022年10月11日のニュース