西日本短大付が2季連続優勝 またチーム救った!1年生4番・高峰決勝二塁打「絶対に打ってやろうと」

[ 2022年10月11日 06:00 ]

秋季高校野球福岡大会 決勝   西日本短大付4ー2東福岡 ( 2022年10月10日    久留米 )

<西日本短大付・東福岡>優勝して喜ぶ西日本短大付ナイン
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 九州各地で決勝が行われた。福岡大会では西日本短大付が東福岡に4―2で勝利し2季連続優勝を飾った。1―1の7回に4番の高峰駿輝内野手(1年)が決勝の2点二塁打を放った。来春の選抜大会出場校を選定する際の参考資料となる九州大会は22日に沖縄県で開幕する。

 福岡1位の座をたぐり寄せたのは、西日本短大付の1年生4番・高峰のバットだった。1―1の7回に1死二、三塁で低めのスライダーを振り抜くと、強烈な打球が三塁線を抜けていった。決勝の2点二塁打。1メートル73、85キロの主砲はベンチに向けてガッツポーズで喜び「絶対に打ってやろうと思いました」と白い歯がこぼれた。西村慎太郎監督から「絶対に打てるから。何も考えずに打て」と助言を受けて結果を出した。

 新チームはクリーンアップが全て1年とフレッシュだ。高峰は4回戦、5回戦と2試合連続で9回2死から同点打を放つなどチームを救ってきたが、決勝でも躍動。西村監督は「勝負強い。普段はもの静かな雰囲気なんですけど、野球になると変わる」と目を細めた。

 9月上旬に部内で新型コロナの陽性者が発生。10日間ほど全体練習ができない期間などがあったが、乗り越えての優勝だった。来春選抜を目指す戦いが始まる。高峰は「チームに貢献できるバッティングがしたい」と誓った。(杉浦 友樹)

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2022年10月11日のニュース