怪物に残された甲子園出場の機会はあと一度 花巻東・佐々木麟太郎「日本一という目標に届かなかった一年」

[ 2022年10月11日 17:01 ]

秋季東北大会2回戦   花巻東3―8鶴岡東 ( 2022年10月11日    荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた )

3回に見逃し三振に倒れた佐々木麟(撮影・柳内 遼平)
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 怪物に残された甲子園出場のチャンスはあと一度きりだ。花巻東(岩手)は秋季東北大会2回戦で鶴岡東(山形)に3―5で敗れ、来春の選抜出場は絶望的となった。

 高校通算93本塁打の佐々木麟太郎主将(2年)は4打数無安打で2三振。鶴岡東の1年生左腕・桜井椿稀(つばき)に完投負けを喫し「大事なところで一本が出なかった。自分に責任があると思っている。しっかり受け止めていきたい」と絞り出した。

 自身4度目の優勝を果たした今秋の岩手県大会の4試合では3本塁打を放ち、秋季大会後の練習試合でも3本塁打。高校通算本塁打を93とし、3桁の「大台」は目前に迫っている。練習試合が禁止となる12月のシーズンオフまでは20試合以上の練習試合が実施される見込みで年内の100号到達も射程圏内だ。

 「日本一という目標がある中でそれに届かなかった一年」と22年を総括した佐々木麟。100号&史上最多とされる早実・清宮(現日本ハム)の111号を超え、最後の夏に聖地への帰還を誓う。
(柳内 遼平)

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