フィリーズ トムソン代行監督が正式に監督就任、2年契約

[ 2022年10月11日 06:25 ]

 米大リーグ、フィリーズが今季6月から代行監督を務めていたロブ・トムソン(59)に、2年契約を与え、正式に監督として契約した。10日(日本時間11日)AP通信が報じた。

 6月3日、監督の役目を引き継いだ時点では22勝29敗。そこから65勝46敗の好成績でフ軍を2011年以来のポストシーズンに導いた。ワイルドカードシリーズでは敵地でカージナルスに2連勝、地区シリーズに勝ち進んでいる。トムソン監督はカナダのオンタリオ州出身。ポストシーズンを率いるのはカナダ生まれでは初めて。「選手、コーチ、スタッフ、みんなを誇りに思う。素晴らしいグループで、諦めないし、シーズン中何度もあった逆境を跳ね返した。このチームで監督を続けられることを名誉に思うし恐縮もしている」と話した。

 借金7個以上のチームをシーズン中に引き継ぎ、ポストシーズンに導いた監督はMLB史上4人目。過去には1981年ロイヤルズのディック・ハウザー、89年ブルージェイズのシト・ガストン、2009年ロッキーズのジム・トレーシーがいる。デーブ・ドンブロウスキー編成本部長は「落ち着いた態度で、選手やスタッフと上手にコミュニケーションが取れる。それが球団のためになっていた。正式に監督に任命できてとても嬉しく思っている」とコメントを出している。

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2022年10月11日のニュース