絶対的エース不在のカージナルス ポストシーズン第1戦先発は元巨人のマイコラスか

[ 2022年10月5日 11:19 ]

カージナルス・マイコラス(AP)
Photo By AP

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」がナ・リーグ第3シードでワイルドカードシリーズに臨むカージナルスのローテーションについて4日(日本時間5日)論じている。

 カ軍の先発投手は右腕マイルズ・マイコラス(34)、左腕ホセ・キンタナ(33)、左腕ジョーダン・モンゴメリー(29)、右腕ジャック・フラーティ(26)、右腕アダム・ウェインライト(41)の5人。ただワイルドカードシリーズは3試合のため、先発投手は3人でいい。オリバー・マーモル監督は最近「誰が3人か決めかねている。帽子の中から無作為に選んでもいいかも。もちろんそんなことはしないが、言いたいのは誰を選んでも悪い選択ではないということだ」と話している。

 それを受けて「ジ・アスレチック」の記者がローテーション予想。まず7日(日本時間8日)、本拠地ブッシュスタジアムでの第1戦はマイコラスが最有力候補であるべきとした。今季32試合に先発し202回1/3回を投げた。8月カーブの制球難で苦しんだが、9月は復調し、防御率2・32、被打率・200。カーブをきちんと制球できれば、5つの球種を操り、ナ・リーグのどのトップ投手にも負けないピッチングができるという。

 特に良いのは適応性で、打たせて取ることも三振を取りに行くこともできる。マイコラスはシーズンを通して相手チームのエースと投げ合ってきた。今、ここにきて変更する必要はないと指摘する。

 第2戦の候補はキンタナ。トレードデッドラインでパイレーツから移籍。12試合の先発全てで自責点は2以下。特に9月以降は6試合トータルで自責点3、4四球と安定している。本人は「早く追い込んで、ゴロを打たせて併殺を取るピッチングが上手く行っている」と説明する。現時点で対戦相手はフィリーズが有力。フィリーズには左打者が多いのも良い。9イニング当たりのホームラン率0・4本はリーグ1位だ。

 第3戦候補はヤンキースから移籍してきたモンゴメリー。9月は5本塁打を喫するなど今一つだが、カージナルスで11試合に先発し6勝3敗と結果を残している。フラーティは今季8試合しか投げていないが、19年はサイヤング賞投票で4位、三振を取れる投手。9月は5試合に先発し2勝1敗である。ウエインライトは9月以降6試合に先発し、5試合が4失点以上と不振。しかしながらマーモル監督は「ポストシーズンは別物」と言い、過去ポストシーズンで29試合に投げ、16試合に先発したウエインライトの経験を高く買っている。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月5日のニュース