立大・山田 1年ぶり弾で初勝ち点 中日・立浪監督視察、ドラフト前に3安打猛デモ

[ 2022年10月5日 04:30 ]

東京六大学野球第2週最終日   立大9-4法大 ( 2022年10月4日    神宮 )

<法大・立大>8回、立大・山田(右)はソロを放ち鬼頭とタッチ(撮影・村上 大輔)
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 延期になっていた第2週の3回戦2試合が行われた。立大は今秋ドラフト上位候補の主将・山田健太内野手(4年)が昨秋以来の本塁打となる左越えソロを含む3安打2打点の活躍もあり、9―4で法大を下し今秋初の勝ち点をゲット。慶大は24安打の猛攻で20―2と東大に大勝し、勝ち点を2に伸ばした。

 甘い球を素直に打つ。立大の4番・山田の頭に雑念はなかった。快音を響かせたのは8―4の8回2死。5球目の甘く入った直球を捉えダメ押しソロを左越えに運ぶ。本塁打は昨秋の9月20日の早大2回戦以来、実に1年ぶり。「2本打っていたので楽な気持ちで打席に入れた。変な欲を出さずシンプルな打撃ができた」と笑った。

 2回に3点を先制し、なお2死三塁で中堅フェンス直撃の適時二塁打。7回先頭でも右翼線二塁打を放っており3安打2打点だ。試合前まで打率・278と本来の調子ではなかったが「状態も上向いてきた。自信にしてやっていきたい」と声を弾ませる。この日は中日・立浪監督も視察に訪れ「注目されている山田君を見られて良かった。良いものを持っている」と評価した。

 20日には運命のドラフト会議も迫るが「そこに関しては考えても仕方がない。自分にできることをやるだけ」とあくまでチームの勝利のためにプレーする。まずは17年春以来となるリーグ優勝を狙う。(田中 健人)

 ▼法大・今泉(左越え2ラン含む2安打2打点も敗戦)勝ち切れないのが現状。勝負強さを出さなければいけない。

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2022年10月5日のニュース