巨人・原監督、来季続投へ 球団最長記録更新!通算17回目の挑戦へ 逆襲誓う3年契約2年目

[ 2022年10月5日 05:11 ]

原監督(中央)ら巨人首脳陣
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 巨人・原辰徳監督(64)が来季も続投することが4日、決まった。東京・大手町の球団事務所を訪れ、山口寿一オーナー(65)にシーズン終了を報告。3年契約の2年目となる来季の指揮を託され「非常に悔しいシーズン。そういう中で、どこかで老け込みつつある私自身、このままで終わってたまるかと。何か新しい情熱というか、燃えたぎるようなものが血液の中に出てきた」と決意を新たにした。

 今季は2年連続の負け越しで、17年以来5年ぶりのBクラスとなる4位に終わった。07年に導入されたCS進出を逃したのは、原政権初の屈辱だった。山口オーナーは「監督は“自分に慢心があった”と率直に反省をした。その上でこのままでは終われないと強い意欲を示しています。原監督の経験と意欲に大いに期待をしたいということ」と説明した。

 原監督はチームに足りなかった点を問われると「全てでしょう」と即答した。チーム打率・242、チーム防御率3・69はいずれもリーグワースト。5選手が20本塁打をクリアするなどリーグ2位の163本塁打はマークしたが「ホームランというのはチームを支配する、勝利を支配するという上に置いては順位的に高いものではない。投手力を中心にした守りの野球が非常に重要」と守りから立て直す考えを示した。

 来季は自身の球団最長記録を更新する17年目のシーズン。楽天などで監督を務めた星野仙一氏と並び歴代10位となる1年に向け「オーナーよりもう1年、命を下してもらった。強いチームをつくるということが一番。そこだけ」。リーグ優勝奪回へ、秋季練習からチームを鍛え上げる。(川島 毅洋)

 ≪コーチ陣見直しへ≫原監督の続投が決まったことを受け、今後はコーチ陣らの組閣作業を進める。山口オーナーは「(コーチ人事は)今まさに進めているところ。いろいろな見直しは必要だと思っています。来年勝てるための体制をつくっていくことだと思っています。球団として一丸となり来季の巻き返しに向けて全力で取り組む」と説明した。

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2022年10月5日のニュース