DeNA大貫が3回途中4失点で降板 リーグ最多タイ12勝目ならず 雨にもほんろうされ、苦しいマウンド

[ 2022年9月24日 21:00 ]

セ・リーグ   DeNA―ヤクルト ( 2022年9月24日    神宮 )

<ヤ・D>3回途中降板する大貫(右)=撮影・島崎忠彦
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 DeNAの4年目右腕、大貫晋一投手(28)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。3回途中5安打4失点で降板し、青柳(阪神)、戸郷(巨人)に並んでリーグトップタイとなる今季12勝目を逃した。

 激しい降雨のため午後6時の開始予定時刻が同6時45分、同7時と試合前に2度遅延。その後、いったん雨は止んだもののグラウンド整備にさらに時間を要し、結局、1時間30分遅れの午後7時半に試合が始まった。

 大貫は前回登板した18日の巨人戦(東京D)では6回を岡本和の28号ソロのみに抑える6安打1失点好投。10勝した2020年の自己最多を更新する今季11勝目をマークした。そこから中5日。この日は調整が難しいコンディションの中でのマウンドとなったが、初回、1番の塩見にいきなり右中間へ二塁打を打たれ、暴投で無死三塁となってから2番・山崎に中前適時打されて先制を許す苦しい展開となった。

 その後は3番・山田を二ゴロ併殺打に打ち取った後、ここまで55本塁打の4番・村上はスプリットで空振り三振に仕留めて最少失点で切り抜けた大貫。だが、2回に先頭の5番・オスナへカウント2―2から投じた7球目、真ん中高めに浮いたボール球のナックルカーブを左翼スタンドへ18号ソロとされて2点目を失った。

 0―2で迎えた3回には1死から山崎に10球粘られて左前打とされると、山田には初球ツーシームが死球となって一、二塁。村上への初球が早くもこの試合2つ目の暴投となって二、三塁とピンチを広げると、一塁が空いたことから村上は申告敬遠して満塁。大貫はここで降板となった。

 ここで登板した2番手右腕・ロメロは最初に打席へ迎えたオスナに左犠飛を打たれると、さらに宮本には右前適時打。大貫の失点は4となった。

 大貫の投球内容は2回1/3で打者13人に対して60球を投げ、5安打4失点。3三振を奪い、1四球&1死球、直球のMAXは初回に出た148キロだった。

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2022年9月24日のニュース