ソフトバンクの「親方」デスパイネが左足で赤土まきあげ二塁打　物言いも覆らず

パ・リーグ   ソフトバンク―ロッテ （ 2022年9月24日    ペイペイD ）

ソフトバンク・デスパイネ
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　親方が、巨体を揺らしながら左足で赤土を激しく撒いた。ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手（36）が、24日のロッテ戦に「4番・DH」で出場。6―0の6回1死から、細かいストライドでの足で魅せた。

　広畑のカットボールを捉えて打球は左翼フェンスに直撃。角中の処理中に迷わず一塁を蹴った。角中から二塁・中村奨に転送された際に、カリビアンは工夫を施した。構えたグラブタッチと逆側に左足を伸ばし、かいくぐって二塁到達。タイミングを覆す、セーフの判定にロッテ井口監督はリクエストを要求した。

　しばらくペイペイドームの巨大画面に、デスパイネの走塁動画が連続再生。大観衆がわく中で、リプレー検証は覆らずにセーフの判定となった。

　藤本監督が「親方」と命名したデスパイネ。物言いこそ付いたが、足技でも一歩前へ。気概十分な、取り組みだった。