楽天が「魔の金曜日」に9連敗 直接対決で敗れた3位・西武に0・5ゲーム差に迫られる

[ 2022年7月8日 22:21 ]

パ・リーグ   楽天4―8西武 ( 2022年7月8日    楽天生命パーク )

<楽・西>4回、ソロを放った浅村を出迎える石井監督(撮影・沢田 明徳)
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 「魔の金曜日」だ。楽天は本拠地で3位・西武に4―8で敗れた。先発はプロ初登板となったドラフト5位右腕・松井友。初回にいきなり1死二塁のピンチを招くと、山川にチェンジアップを左前に運ばれ1失点。2回はオグレディに2ランを浴び、3回にも1点を失った。4回6安打4失点でプロの洗礼を浴び「緊張も多少あって、体が少しフワフワする感覚があった。反省と手応えのどちらもある登板になった。きょうの投球で出た課題をしっかりと今後の投球に生かせるように、練習から取り組みたい」と振り返った。

 打線は今季0勝3敗と苦手にしている高橋から6回までに4四球と1安打で一挙4得点。試合を振り出しに戻して松井友の黒星を消したが、救援陣が踏ん張れなかった。8回に5番手・鈴木翔がオグレディに決勝弾となる右越えソロを被弾し、9回は酒居が3失点。終盤に突き放され、3位・西武に0・5ゲーム差に迫られた。

 チームは2カ月間、金曜日に勝てていない。最後の勝利は5月6日のオリックス戦(京セラドーム)で、以降9連敗を喫している。今季の金曜日の成績は2勝12敗で、本拠地では7戦全敗となった。

 以下、石井監督の試合後の一問一答
 
 ――試合を振り返って。

 「何とか中盤に追いつくことができたけど、その後にリリーフ陣が粘りきれなかった」

 
 ――先発の松井友はプロ初先発だった。

 「1試合で評価したらかわいそうなんですけど、ただ今日の試合を振り返ると、自分が考えているものが出せなかったのかなと思います。ストライクをとりにいくのか、誘いにいくのか、空振りをとるのか。ボールの根拠というのがあまり見えなかった」
 
 ――6回までに高橋から4点を奪って同点に追いついた。

 「しっかりボールをテイクして、打つところで打てたと思いますけど、あそこで何とかリリーフが頑張ってあげないといけない」
 
 ――8回に鈴木翔、9回は酒居が失点。

 「球に根拠があるので、そこは話す必要はないんですけど。この後ミーティングして次に備えたいと思います」
 
 ――辛島が先発する明日に向けて。

 「早い援護をして安定する試合をつくっていければ」

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