オリ・椋木の父・新吾さん、プロ初勝利祝福 大学2年春のケガで感じた成長「礼儀を大事にするように」

[ 2022年7月8日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス6-2西武 ( 2022年7月7日    京セラD )

<オ・西>プロ初勝利を挙げウイニングボールを手にする椋木(右)は杉本と笑顔でポーズ(撮影・奥 調)
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 オリックス椋木の父・新吾さん(50)が京セラドームで観戦し、記念の初登板を見届けた。幼少期からの日々を振り返り、プロでの活躍に思いをはせた。

 プロ初勝利、おめでとう。蓮がプロのマウンドに立って、頑張っている姿を見られたこと、それだけでうれしい。出産時の体重は2752グラム。高校生になっても細身の体形で、身長も低く「元気で育ってくれればいい」という思いだけでした。

 後輩の面倒見がいい性格で、妹の冴(18)が生まれた時から、そうでした。出産のタイミングで、蓮が腸炎で小児科に入院。偶然、隣室が分娩(ぶんべん)室で、入院中から、母親と生まれてくる妹を気にかけていました。産後は、おむつを替えたり、ミルクを用意したり、よく手伝ってくれました。

 やんちゃな一面もありました。家族でよく釣りに行きましたが、川があれば落ちる子でしたから。興味があるものに夢中になって近づいていく。「危ないけ、行っちゃいけんよ」と言うところに、決まって行く子でした。

 人間としての成長を感じたのは東北福祉大2年春。右肩を痛めた時、周囲に支えられていると分かったのか、それまで以上に、あいさつや礼儀を大事にするようになったと感じました。私たち夫婦だけでは育てられなかった部分は絶対にあって、今までの監督さんや指導者の方、先輩方のおかげです。これからも真摯(しんし)に謙虚に楽しみながら、長くプロの世界で活躍してほしいと願っています。

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2022年7月8日のニュース