秋山翔吾 広島デビュー戦はマルチ安打も「内容はまだ全然」 9日の大野雄撃ちに気合

[ 2022年7月8日 22:16 ]

セ・リーグ   広島2-9中日 ( 2022年7月8日    バンテリンD )

<中・広>6回、秋山はこの日2安打目となる安打を放つ(撮影・椎名 航)
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 広島の秋山翔吾外野手(34)が、8日の中日戦でいきなり適時打&マルチ安打の広島デビュー戦を飾った。

 出場選手登録されたこの日は「3番・左翼」で早速スタメン出場。すると0-3で迎えた3回の第2打席だった。2死から上本、菊池涼の連打で一、二塁とすると、カウント1-1からの3球目、141キロ直球を中前に運ぶ適時打。さらに先頭で迎えた6回には、松葉の初球カーブにタイミングを合わせて右前打。初戦であっさりとマルチ安打を達成した。

 秋山は適時打に関して「結果として良かった」と語りつつも「そんな狙い球をきっちり打ったという感じではないし、ほぼ打たされている感じでしたけど、ビハインドのところから1点返せたというところが良かっただけで、内容はまだ全然」と話した。内容には納得していなかったが、シーズン216安打(2015年)の日本記録を持ち、「安打製造機」の異名を持つ秋山らしいデビュー戦でもあった。

 日本でプレーするのは、西武に在籍していた2019年10月13日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ・第4戦ソフトバンク戦以来、999日ぶり。日本で安打を放つのも同戦以来で、適時打を放つのは10月10日の同CS第2戦以来、1002日ぶりで、日本のファンには健在ぶりをアピールした。

 この日は試合前の声出し役も担った。「堂林が僕に振ったので。明日以降は分からないですけど、明日は大野なんで、また違う気持ちというか、頑張ります」。大野雄は同学年で、中日のエース。燃えないわけがない。

 ◇秋山 翔吾(あきやま・しょうご)1988年(昭63)4月16日生まれ、神奈川県横須賀市出身の34歳。横浜創学館から八戸大を経て10年ドラフト3位で西武入団。15年にプロ野球記録のシーズン216安打を記録するなど最多安打4度、17年に首位打者に輝いた。20年に海外FA権を行使してレッズへ移籍。22年4月の自由契約後はパドレスとマイナー契約を結んでいた。1メートル84、87キロ。右投げ左打ち。

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