パドレスのプロファー外野手が頭部を強打 味方と守備で激突 立ち上がった後に再び倒れて病院に搬送

[ 2022年7月8日 14:33 ]

いったん立ち上がったあと再び倒れ込んだパドレスのプロファー(AP)
Photo By AP

 オランダ領アンティルのキュラソー島出身の外野手で、パドレスでは3シーズン目を迎えていたジュリクソン・プロファー(29=183センチ、83キロ)が7日、サンディエゴ(カリフォルニア州)で行われたジャイアンツ戦の5回の守備の際、新人遊撃手のCJ・エイブラムス(21=188センチ、84キロ)と激突。いったん立ち上がったものの、すぐに足がふらついて倒れ込み、頭部を固定してカートで搬送された。

 場面はジャイアンツのジョーイ・バート(25)が打席に立っていた5回の表。バートの一打はレフト前の浅い飛球で、これを一、二塁間で守っていたエイブラムスが右斜め方向に追いながらダイビングして好捕。しかし左翼にいたプロファーもこの打球を追っていたために両者はぶつかって倒れ込んだ。

 このとき捕球したエイブラムスの左膝がプロファーの左のアゴ付近を直撃。プロファーは数分間うずくまったあと、チームスタッフに支えられていったん立ち上がったが、すぐに脳振とうのような症状を引き起こして崩れるように倒れ込んだ。

 エイブラムスはプレーを続行したが、プロファーはサンディエゴ市内の病院に救急搬送。現時点での容体は明らかになっていない。

 試合は延長10回の末、地元のパドレスが2―1で勝って3試合ぶりの白星で48勝36敗。敗れたジャイアンツは41勝40敗となった。

 プロファーは16歳だった2009年7月、遊撃手としてレンジャーズと契約。12年8月にメジャーに昇格し、19年にアスレチックス、20年にパドレスにそれぞれトレードで移籍していた。パドレスでは外野手で登録され、21年1月に3年2100万ドル(約28億6000万円)で契約を更新。今季は82試合に出場して打率・244、8本塁打、38打点という成績を残している。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月8日のニュース