楽天・快投「岸まつり」だ! 願い事「150勝」まであと3勝

[ 2022年7月8日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天5―2ソフトバンク ( 2022年7月7日    楽天生命 )

<楽・ソ>お立ち台で短冊に願いを込めた笹の葉を手に笑顔の岸(左)と岡島(撮影・沢田 明徳)
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 仙台で生まれ育った「伊達男」が、故郷で七夕の夜を熱く盛り上げた。楽天の先発・岸が「中盤から調子が良くなって気持ちよく投げられた」と振り返るように、二塁すら踏ませない快投。7回2安打無失点で6勝目を手にし、直接対決だった首位・ソフトバンクに2・5ゲーム差とした。

 「精密機械」と称される見事な制球力でピンチの芽をつんだ。1、2、7回に走者を背負ったが、1、7回は後続の打者を外角低めへのチェンジアップで併殺打に仕留め「意識しなくても、低めに狙ったところに投げられた」と胸を張った。

 仙台の夏のといえば「七夕まつり」だ。毎年7月7日ではなく新暦の8月に開催され、岸も「子供のころに(家族で)行ったことはある」と懐かしむ。学校の行事で短冊に何を書いたかは忘れてしまったそうだが、37歳になった現在の願い事は「150勝。勝ちたい!今はそれしか意識していない」と言い切った。通算147勝で、節目まであと3勝。ベテラン右腕がかなえたいものはすぐ近くにある。(重光 晋太郎)

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2022年7月8日のニュース