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阪神・大山 才木復活に花添えた通算100号「同期で入ったかわいい後輩。先に点を取ってあげたかった」

[ 2022年7月4日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―0中日 ( 2022年7月3日    バンテリンD )

<中・神>2回無死一塁、大山は先制の2点本塁打を放ち、通算100号を達成する(投手・柳)(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・大山は表情一つ変えずにダイヤモンドを一周し、謙遜するように頭を下げ、「通算100本塁打」の記念のボードを掲げた。チームメートからの祝福でようやく笑顔になった。

 「100本は今年、目標にしていた数字。クリアできたことは、素直にうれしかった」

 2回無死一塁。同世代で同じ16年ドラフトでプロ入りした柳の直球を完璧に仕留め、バックスクリーン右に突き刺した。6月21日の広島戦以来、11試合48打席ぶりの19号。100号に王手をかけてから打席数では今季最長の停滞を打ち破り、同期入団の才木の復活に花を添えた。

 「才木は同期で入ったかわいい後輩。先に点を取ってあげたいとずっと思っていた。先制のホームランになって、チーム的にも個人的にも良かった」

 6月は10発の量産。気温の上昇とともに調子が上がった。春先から取り組んできたフォーム改造が体調維持にもつながったからだ。個人トレーナーを務める仲林久善氏は「左足を使って、体全体の力を分散できている。スイングの際に生じる遠心力も軽減され、胸郭も大きく使える。振りが大きくなっても力を分散でき、去年あった上半身の張りが今年は見られない」と明かした。左足を起点に体を動かし、投手にタイミングを合わせる新フォームの副産物だった。

 体調管理も徹底してきた。昨季愛飲した内臓機能や睡眠の質向上にも効果があるミネラルウオーターに加え、6月からはビタミンやミネラルを多く含むブラッドオレンジ100%のジュースをインターネットで注文。食事の際などに飲み、疲労軽減に努める。

 658試合での100号到達は田淵幸一、掛布雅之、岡田彰布に次ぐ球団4番目のスピード。もちろん通過点でしかない。7月は始まったばかり。「夏の大山」はどこまで高くそびえるのか。(長谷川 凡記)

 ▼阪神・平塚克洋スカウト(16年ドラフト1位指名時の担当スカウト)自分の考えをしっかり持っていて、何にでも、一生懸命で手を抜くことをしない。技術も精神的にも素晴らしくなっているからこそ、結果が出ていると思う。当然100本は通過点だけど、これからも個人的なホームランというよりも、チームに貢献できるようなバッティングをしてもらいたい。

 《球団日本人歴代4位のスピード》○…大山(神)が2回、柳から19号2ランを放ち通算100本塁打に到達。プロ野球305人目で、初本塁打は17年7月1日のヤクルト戦(甲子園)3回に原樹から放った3ラン。阪神選手では12年の鳥谷以来10年ぶり21人目。生え抜きでは鳥谷に続く15人目。658試合目の到達は73年田淵幸一424試合、79年掛布雅之553試合、85年岡田彰布624試合に次ぐ日本人選手4番目の早さ。

 ○…本塁打の内訳はソロ44、2ラン36(ランニング弾1を含む)、3ラン18、満塁2。対戦した11球団中、DeNAと中日の21本が最多でロッテだけ0本。球場別では本拠地の甲子園で最多の43本。敵地では神宮と横浜で11本。次いでバンテリンドームが10本。投手別では69人中、今永と坂本(ともにD)から最多の4本。今回の柳からは3本目。

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