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7・3「巨人初勝利の日」に借金生活突入はご免!坂本が連発含む3安打で連敗ストップ立役者

[ 2022年7月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人7―5広島 ( 2022年7月3日    マツダ )

<広・巨>7回、勝ち越し2ランを放った坂本(撮影・河野 光希)
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 「巨人の初勝利の日」に完勝だ。坂本勇人内野手(33)が3日、広島戦で2打席連続本塁打を含む3安打3打点で逆転勝利に貢献した。チームは連敗を3で止め、今季初めての借金生活突入と3位転落を回避。本塁打は4月19日以来75日ぶりだった。7月3日は36年に球団初勝利を挙げた記念日。13・5ゲーム差からの大逆転Vへ、まだ諦めない。

 チームを救った2本の放物線。試合が終わって一息つくと、喜んでばかりもいられなかった。殊勲の坂本の口からは、反省の言葉がついて出た。

 「ホームランがなかなか出なかったので…。まあ、ホームランだけが野球じゃないですけど、もうちょい打たないと駄目ですね」

 敗れれば同一カード3連敗で、広島と入れ替わり3位転落。貯金最大11から借金生活突入の危機だった。坂本は初回、2番・羽月の邪飛を落球。昨年、12球団最少のチーム45失策が、今季はこれで両リーグ最速の50失策。嫌な流れは自身で断ち切った。

 2点を追う6回、2番手・ケムナから4月19日以来75日ぶりの一発となる4号ソロ。同点の7回2死一塁からは、矢崎のスライダーを左翼席へ運ぶ5号2ランを放った。2打席連発は昨年9月15日のDeNA戦以来。本塁打なら今季4戦全勝の“不敗弾”で、12安打7得点の逆転勝利を呼び込んだ。「勇人がやっぱり長打力が出ないね」と心配していた原監督も「そりゃ打つよ。まだ5本?終わってみたら、25本、30本ぐらい打ってるよ」とひと安心だ。

 7月3日は大事な一日だ。36年に球団初勝利を挙げたのがこの日。86年をかけ6168勝目(4438敗353分け)に到達した。伝統を背負う主将としては、デッドラインを超えた首位と13・5ゲーム差の2位の現状で諦める気もない。原監督も「一つ勝ったからといって、手放しで喜ぶわけにはいかんでしょ」と表情を引き締めた。

 4回の左前打を加え3安打3打点。通算176度目の猛打賞は、立浪和義(中日)を抜き歴代単独7位となった。5日からは、優勝マジックを点灯させたヤクルトと東京ドームで3連戦。「もちろん相手も大事ですけど、自分たちが良い野球をして勝っていくことが大事」。主将の復調が、大逆転優勝への号砲だ。(花里 雄太)

 ≪猛打賞歴代単独7位≫坂本(巨)が6、7回の連続本塁打を含む3安打。今季猛打賞は5度目で通算176度目。立浪和義(中)の175度を抜き歴代単独7位に浮上した。また、1試合2本塁打以上は通算18度目だが、2イニング連続は10年8月26日中日戦(初、2回)、20年9月9日中日戦(6、7回)に次いで3度目だ。今季の坂本は広島戦に32打数14安打(打率.438)、3本塁打、7打点と3部門ともセのカード別最高の数字を残している。

 ▽巨人の初勝利 プロ野球は36年4月29日に第1回日本職業野球リーグ戦(甲子園)として開幕。ただし、巨人は米国遠征中で不参加で、7月1日連盟結成記念全日本野球選手権試合から参加した。1日の名古屋(戸塚)との初試合は8―9で敗戦。2試合目だった3日大東京戦(戸塚)で畑福俊英、スタルヒンとつなぎ、打線も13安打を放ち10―1で初勝利を挙げた。

 【7月3日何の日?】

 ☆オロナミンCの日 65年から大塚製薬が販売する炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」。「オロナ(7)ミ(3)ン」の語呂合わせ。「元気ハツラツ!」でおなじみ。76年の堀内恒夫、張本勲(本紙評論家)らから02年の松井秀喜まで巨人選手がCMに出演。

 ☆波の日 7と3で「なみ」の語呂合わせから、サーフィンなどの愛好家が記念日としている。

 ☆ソフトクリームの日 51年7月3日、神宮外苑での進駐軍主催の祭りで初めてソフトクリームが販売されたことにちなむ。

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