主砲の覚悟!阪神・大山 春季キャンプ「3種のグラブ」でレギュラー確保を最優先「まずは試合に出ること」

[ 2022年1月16日 05:30 ]

沖縄県内のグラウンドで自主トレを公開し、三塁でノックを受ける阪神・大山(阪神タイガース提供)
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 阪神・大山悠輔内野手(27)が15日、沖縄県内のグラウンドで梅野、岩崎、小川、小野寺らと行っている合同自主トレを公開し、オンライン取材に応じた。昨季まで2年連続20本塁打以上を放っている主砲だが、2月1日から始まる春季キャンプには「3種のグラブ」を持参し、まずはレギュラー確保を最優先する決意を示した。三塁、一塁に加え昨秋から本格的に外野にも着手。し烈な競争を勝ち抜くべく、第1クール中に予定されるチーム初実戦からアピールを期す。

 三塁レギュラーが確定し、4番起用が最有力視されていた1年前とは、違う。それは大山自身が一番、分かっている。主砲のプライドにかけても、レギュラーの座は譲れない。し烈なチーム内競争を勝ち抜くべく、強い決意を示した。

 「まずは試合に出ることなので、それがどこのポジションかは、僕が決めることじゃない。チーム状況によっても変わることなので、何があってもいい準備をしたい。グラブはチームの誰よりも持って行くのではないかなと思います」

 覚悟のほどを物語るのが2月1日からの春季キャンプに持参する「3種のグラブ」だ。

 「内野手用、外野手用、ファーストミットの3つですね」

 三塁、一塁に加え、昨秋から本格的に外野の練習に着手。今春、満を持して“三刀流”に取り組む。三塁は昨季の主戦場・右翼から転向してくる佐藤輝、一塁はマルテ、外野にもロハス・ジュニア、糸井…。いずれも難敵が待つ激戦だが、そこを勝ち抜いてこそ猛虎の主砲だ。場所は選ばず、絶対的な存在感を示すことに集中する。

 すべてにベストを尽くす。本格着手する外野について「どうしたらうまくなるのか考えながらやっていきたい」と意欲を示し、本職の三塁についても「できる時間があればやるべき」と早出特守に前向き。従来より心身の疲労は増すだろうが、その取り組みすべてが大山の血となり、肉となる。

 「数字はこだわっていきたいですし、キャリアハイは最低ラインとして一つの目安ではあります」

 昨季21本塁打で、球団では金本知憲(05~09年)以来となる2年連続20本塁打以上をマークした。それでも、矢野監督からは、さらなる奮起を求められている。今は、その期待に応えたい一心だ。

 「1年間やらないといけないので、そこを考えながらですが、やっぱり最初から出て行かないといけないなと思っている」。早ければ第1クール中にも今年のチーム初実戦となる紅白戦が予定され、まずはそこに照準を合わせる。目標は「もう優勝しかない」と言い切った。昨年末に結婚を発表。最高の伴侶の支えも受けつつ、頂点へ、がむしゃらに突き進む。(長谷川 凡記)

 【大山の初実戦】
 ★17年 2月8日の紅白戦、白組の5番三塁で先発して三ゴロ、二飛、三ゴロ失策の無安打。
 ★18年 2月7日の紅白戦、紅組の5番二塁で先発。2回の中前打から右前打、中前打の3安打。
 ★19年 2月7日の紅白戦、白組の4番三塁で先発して4打数2安打1打点。
 ★20年 2月9日、中日との練習試合に4番三塁で先発して4打数1安打。
 ★21年 2月4日の紅白戦、紅組の4番三塁で先発。初回、西純の145キロ直球に空振り三振を喫するなど3打数無安打。

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