ブレーブスがロサリオの4安打4打点の活躍でWS王手「自分の名前と才能を知ってもらいたい」

[ 2021年10月21日 16:53 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ( 2021年10月20日    ロサンゼルス )

ブレーブスのロサリオは9回に3ランを放ち、舌を出す(AP)
Photo By AP

 大リーグのプレーオフは20日(日本時間21日)、ロサンゼルスなどでリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、第4戦のナ・リーグはブレーブス(東地区優勝)がドジャース(ワイルドカード)に9―2で大勝し、3勝1敗で1999年以来22年ぶりのワールドシリーズ進出へあと1勝とした。5番ロサリオの先制ソロを含む2本塁打などで主導権を握り続けた。

 前年は3勝1敗から大逆転を許したが、今年は同じ相手のドジャースにリベンジを誓う。9月19日のジャイアンツ戦でサイクル安打をマークしたロサリオのバットはこの日も絶好調だった。

 2回に直球を打って先制本塁打を放ち、3回も直球を三塁打。5回にカーブを単打にし、9回1死一、二塁はサイクル安打に必要な二塁打を上回る3ランで大勢を決めた。「(サイクル安打まで)あとは二塁打だけ。このバットは自分をがっかりさせたことはないと思って打席に入った。そして、2本目の本塁打になった。自分の仕事はチームの勝利に貢献すること、二塁打より3打点の方が良い。1本目を打った瞬間に、びっくりするくらい素晴らしいなと思った。その自信が他の打席にも持ち越せた感じ」と笑った。

 ロサリオは第2戦でも4安打をマークしており、同じ年の優勝決定シリーズで2度4安打をマークした史上初の選手となった。ブレーブスはアクーニャ、オズナと外野手のレギュラーを失い、トレード期限ぎりぎりの7月30日にインディアンズからロサリオ獲得。30歳のベテランが歴史に残る活躍をした。優勝争いのために呼ばれたことは自覚しており「自分の名前と才能をみんなに知ってもらいたい」と目を輝かせた。(奥田秀樹通信員)

続きを表示

2021年10月21日のニュース