エンゼルス大谷 リアル二刀流で2安打&メジャー自己最速164キロ「つり球になればもっといい結果に」

[ 2021年3月22日 09:03 ]

渡米後初の投打同時出場後にオンライン会見に応じる大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦に「1番・投手」で出場した。投手ではメジャー自己最速を更新する101・9マイル(約164キロ)を計測するなど4回2安打1失点、5奪三振。打者では18年サイ・ヤング賞左腕のスネルから中前打を放つなど、2安打1四球だった。

 3回1死一、二塁で主砲タティスに対し、2ストライクからの3球目の直球が101・9マイルを計測した。力で押し込みながらもファウルにされ、「悪くはなかったんですけど、もう少し真ん中の高めのボール球かぐらいを狙って投げているので。それが引っかかって真ん中にいっているので。球威があるのでファウルにはなったんですけど、そこが狙い通り、ボールゾーンのつり球になれば、もっといい結果になったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 22歳のタティスはこのオフに14年総額3億4000万ドル(約370億6000万円)でパ軍と契約延長を結んだ次世代のスーパースター。大谷はタティスについて「意識というか良いバッターなので、やっぱり注意しないといけないなっていうのはあるかなと思う。実際、投げてみて最後もポップフライ(5球目の変化球で三飛)も僕の投げ損じなので、ラッキーだなっていうのは正直あるんですけど。それに対してもしっかりと良いアングルでコンタクトしにきているっていうのもありますし、ボール球を見送る時の姿勢もさすがだなと思うところがあるので、それは投げながらでも良い勉強になるなかなと思います」と印象を話した。

 大谷のDH解除の「リアル二刀流」は日本ハム時代の17年10月4日のオリックス戦(札幌ドーム)以来で渡米後初だった。「DH解除したよりも1番打者として出ることがあまりなかった。1番としての仕事は出来たかなと思います」と振り返り、「取ってもらった点数はどうしても大事に大事にしたがるところがあると思うんですけど。もし自分で点を取れるなら、自分の役割をやったという自信もあると思うので、よりアグレッシブにマウンドでも攻められると思っています」と精神面の利点を口にした。 

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2021年3月22日のニュース