【大谷と一問一答】渡米後初リアル二刀流に手応え「自分で点を取れるなら、よりアグレッシブにマウンドで」

[ 2021年3月22日 09:24 ]

渡米後初の投打同時出場後にオンライン会見に応じる大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦に「1番・投手」で出場した。投手ではメジャー自己最速を更新する101・9マイル(約164キロ)を計測するなど4回2安打1失点、5奪三振。打者では18年サイ・ヤング賞左腕のスネルから中前打を放つなど、2安打1四球だった。以下、交代後の主な一問一答。

 ――DH解除して試合に臨んだ。
 「DH解除したよりも1番打者として出ることがあまりなかった。1番としての仕事は出来たかなと思います」

 ――疲労や疲れを感じるか。
 「そんなことはないですね。準備も向こう(テンピ)のスタジアムで10分ぐらいケージで打ってからしか来てないので。4打席に立っただけです。塁にはいましたけど、そんなに。盗塁をしたわけではないので特にはなかったかなと思います」

 ――シーズン中も投打同時出場したいか。
 「自分自身で打って点を取るなら、それだけで楽になるんじゃないかなというか。取ってもらった点数はどうしても大事に大事にしたがるところがあると思うんですけど。もし自分で点を取れるなら、自分の役割をやったという自信もあると思うので、よりアグレッシブにマウンドでも攻められると思っています」

 ――投球を振り返って。
 「狙いをいった時に三振を取れたところは良かったですし、逆に投げ損じもあったので。悪かったのは投げ損じと無駄な四球が一番(の反省)かなと思います」

 ――真っすぐの制球が乱れることがあった。
 「(ストライクゾーンに)置きにいった球は良くないというのは、ずっとあるにはあるんですけど。ランナーがいる場面でセットに入って、スライドステップでしっかりといった時の方がまとまりがあるのかなという感じがするので。常に置きにいくことなく、しっかり振れている時はいいんじゃないかなと思います」

 ――チームが先行で投げる前に打席に入った。ホーム、ビジターではどちらがいいか。
 「どうですかね、特に何も感じてないですかね。ホームはそのまま作った状態でいけるので、より自然に入れるのかなと思いますけど、特にやりずらいなということはないかなと思います」

 ――日本ハム時代の2017年からシーズンを通して投げていない。右腕の力の入り具合は。
 「いいとは思いますね。ただ、長いシーズンで、100何十試合やる中で、自分が20試合、30試合登板する機会はこっちではなかったので。そこはやっていく中でしかないのかなと。やるしかないなと思います」

 ――米国に二刀流として来た。今年見せることを楽しみにしているか。
 「そうですね。そうなるように頑張りたいなと思ってこっちに来ましたし。逆に2、3年間そういう活躍できなかったというのは期待されていただけに不甲斐ないなという気持ちはもちろんあったので。頑張りたいなと思います」

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2021年3月22日のニュース