パドレス・ダル 大役へ万全仕上げ、マイナー相手に4回2/3無失点

[ 2021年3月22日 02:30 ]

実戦形式の練習で登板を終え、捕手カラティニと笑顔を見せるダルビッシュ
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 パドレスのダルビッシュは、マイナー相手の実戦形式の練習で4回2/3を2安打1四球8三振で無失点。自身2度目の開幕投手へ万全の仕上がりを見せた。

 さらなる進化を見せた。8三振中、6つがパワーカーブで「ナックルカーブをやめてパワーカーブ、指を立てないタイプ。今日は(それを)ずっと投げていた」。さらにカットボールもアレンジした。登板中、捕手のカラティニから縦に落ちすぎていると助言され「全く違う握り、違うアプローチで投げた」と修正。「その2つが自分の中では満足いく球でした」と手応えを口にした。

 直球は最速96マイル(約154キロ)。気温30度の中での64球に「スタミナも凄く、最後も凄く元気。投げてるのもコントロールもいい。全く問題ない」。既に決定的な17年以来の大役へ、盤石だ。(ピオリア・笹田幸嗣通信員)

 《憎悪犯罪に「良くない」》ダルビッシュはコロナ下の米国で増加するアジア系住民への憎悪犯罪(ヘイトクライム)に「(肌の色が違っても)みんな皮をはいだら同じだと僕は思っている。あまり良くないと思う」と話した。ドジャース時代の17年ワールドシリーズでは、相手選手の自身への差別的言動が問題に。「直接的にそういうことを言われたり、されたことが米国に来てからはない。でも、実際にそうやって苦しんでいる人もたくさんいる」とした。

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