ソフトB・大関 2番手で1回2失点、初黒星付き“千秋楽”…支配下登録見送り、2軍へ

[ 2021年3月22日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク1―2広島 ( 2021年3月21日    マツダ )

<広・ソ>ソフトバンク2番手で力投する大関(撮影・岡田 丈靖)
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 大関の出げいこは、広島巡業で初黒星が付き、千秋楽を迎えた。ソフトバンクの育成2年目左腕・大関友久(23)が、21日の広島とのオープン戦に2番手登板。1回27球、2安打2四球、2失点で開幕前の支配下選手登録は見送られ、登板後に2軍への出戻りを工藤監督から通達された。

 0―0の5回から、オープン戦5度目の登板。先頭に左前打を許した後に、オープン戦では初となる四球を与え、一、二塁で犠打を三塁送球し犠打野選。満塁で右前2点打を浴びた。2死後も4番鈴木誠に2個目の四球を与えるなど、本来の強気の押しで勝負できずに敗戦投手となった。支配下へと番付が上がる“大関昇進会議”は、開かれなかった。

 1メートル85、96キロのがっちり体型の背番号「122」は、宮崎キャンプ中の2月19日のA組(1組)紅白戦に登板し2回1安打零封デビュー。同23日の西武との練習試合からA組(1軍)に呼ばれ、帯同。この日までの対外試合7試合で計8回1/3、1被弾を含む9安打6失点。19日の広島戦で今季最速148キロをマークし8三振、3四球で27日間の首脳陣による稽古総見を終えた。

 22日からは、部屋のある筑後ファーム施設に活動場所を戻す。工藤監督は「いい球もあるし、その球をどう生かすか。経験もまだまだないし、もう1回、投手コーチからの課題もクリアすること。1つのミスで敗戦につながるのが1軍。今度は自信を持って(1軍に)上がって来るようにして欲しいな」と期待していた。

 軍配では敗れたかもしれないが大関は貴重な経験をし、たくましさは増した。支配下登録の期限は今季も9月30日まである。九月場所まで、再び土俵際から盛り返してみせる。

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2021年3月22日のニュース