八戸西・宮崎主将 降雨順延を「プラスに」、事前練習が実現

[ 2021年3月22日 05:30 ]

雨天練習を終え、阪神甲子園球場を出る八戸西の選手たち
Photo By 代表撮影

 第93回選抜高校野球大会第3日(甲子園)は降雨で3試合が22日に順延となり、決勝は4月1日に開催されることになった。第1試合で具志川商(沖縄)と21世紀枠対決となる八戸西(青森)は室内で練習。初出場の両チームにとって聖地の雰囲気に慣れる恵みの雨となった。

 午前9時から第1試合を戦う予定だった八戸西ナインに中止の一報が届いたのは、投手が準備のためのブルペン投球を始める直前。小川貴史監督は「明日、天気の良い中で気持ち良くやりたい」と気持ちを切り替えた。

 各自が事前に動画や経験者の話で球場の雰囲気などの予習をしたが、やはり初の聖地の雰囲気に圧倒された。小川監督も「地に足がついてなかった」と振り返る。それでも室内で約2時間、打撃練習などで汗を流すと選手の緊張もほぐれ「後半は(緊張は)大丈夫だった」と笑った。

 今大会はコロナ下で甲子園練習は省略されたが、中止で事前練習が実現。ベンチからグラウンドのチェックなども行った。宮崎一綺(かつき)主将は「(順延は)プラスに捉えている。いつも通りのプレーをしたい」と意気込んだ。(柳内 遼平)

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2021年3月22日のニュース