オリ山岡も万全シーズンイン 能見助言のチェンジアップさえ10K、開幕3戦目のマウンドへ

[ 2021年3月22日 05:30 ]

オープン戦   オリックス1ー1阪神 ( 2021年3月21日    京セラD )

<オ・神>6回10Kの好投で笑顔が浮かぶオリックス・山岡(撮影・大森 寛明)
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 オリックス・山岡が本番前のラスト登板を快投で締めくくった。6回97球で10三振を奪って1失点。開幕3戦目の28日西武戦(メットライフ)へ順調な仕上がり具合を示した。

 「最後なので丁寧に。公式戦を意識して投げました。能見さんが“あのチェンジアップは使った方がいい”とアドバイスをくれたので、それがうまくいったので良かったです」

 能見兼任コーチ直伝の“新球”は、最高の抜け感だった。象徴的な場面は5回先頭の板山に投じた1球。1ボール2ストライクからの4球目、外角へのチェンジアップは止まったかのように打者のタイミングを狂わせ、空振り三振に斬った。

 圧巻は6回だ。先頭の3番・マルテを縦のスライダーで空振り三振、続く大山を外角チェンジアップで見逃し三振。最後はサンズを縦のスライダーで空振り三振と3者連続三振で予行演習を終えた。

 開幕投手を務める山本、第2戦・宮城の後を受けて第3戦に登板予定。中嶋監督からも「今日は高さ間違いがあったけど、あとは微調整。順調に来ていると思うし、1年ずっとの話。準備は整ったと思う」と託された。

 「去年はたくさん迷惑をかけたので。1試合でも多く投げて1試合1試合勝つつもりで投げたい」と山岡。昨季は故障離脱して4勝に終わるなど不完全燃焼。背番号19が逆襲のシーズンに臨む。(湯澤 涼)

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2021年3月22日のニュース