マー君 初ブルペンでつかんだ「プラス材料」 ボールの違いにも不安なし「大きなずれではなかった」

[ 2021年2月7日 14:55 ]

<楽天キャンプ6日目>ブルペンで投球練習する田中将  
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 楽天・田中将大投手(32)は7日、キャンプ合流2日目を迎え初めてブルペンでの投球練習を行った。正捕手候補の太田光捕手を相手に、40球を投げた。

 背番号18のユニホーム姿を披露し、完全別メニューの田中はこの日の選手一番乗りでブルペン投球した。「疲れました。凄く見られているな、と思い投げました」と高い注目を集める中でおどけ気味に切り出したが、「今日は自分で思っている以上に投げられたので、それは確実にプラス材料だと思います」と順調な仕上がり具合に表情を崩した。

 ノーワインドアップから24球。続いてセットポジションから12球投げた。最後は伊志嶺ブルペン捕手に左打席に立ってもらい、再びノーワインドアップから4球投げた。直球、カーブ、スライダー、ツーシーム、カットボール、スプリットと全球種を投げ、コースも内外、高低など細かく指定し投げ分けた。

 日米の差の一つにあげられるのがマウンドの固さの違い。日本は柔らかく削られやすい。足元の感触を確かめながら、それでも制球を大きく乱すようなことには至らず、次第に安定。「投手コーチ、監督も“ここのマウンドが一番柔らかいぐらいだから”とおっしゃっていた。他はもう少し固いと聞く。ここでちゃんと投げられれば、大丈夫かなと思います」と手応えを得た。

 ボールの違いにも、ここまで大きな不安はないという。この日は特にスプリットが抜群の出来で、スライダーもよく変化した。「多少のずれはいろいろあるけど、そんなに大きなずれではなかった。変化球は思っていたより投げられたし、動きも良かった」と微調整を重ねながら、精度は日々増してきている。

 「選手にとってユニホームは正装。気持ちは入るし、これだけ注目していただき、やっぱり自然と力は入りましたね」。上々の初ブルペンでスタートを切り、表情も明るかった。

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