広島・クロン 18年ぶりコザ場外弾 高さ17メートルのネット飛び越え「すごく飛んだね」

[ 2021年2月7日 05:30 ]

<広島キャンプ>ランチ特打でクロンの放った一発は左翼の外野ネットを越え場外に (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 広島の新外国人・クロン(ダイヤモンドバックス)が驚異のパワーを見せつけた。6日のランチ特打で68スイングし19本の柵越え。カーブマシンから放った1本は、左翼芝生席後方に設置された高さ17メートルの防球ネットを越えた。

 「すごく飛んだね。でも、大事なのは同じフォームで安定して打球を飛ばすこと。今日はいい一日になった」

 両翼100メートル、中堅122メートルのコザしんきんスタジアムの場外に消える推定飛距離150メートルの特大弾。球場管理者は「場外まで飛んだのは聞いたことがない」と驚いたが、正確には03年にハーストが越えており、18年ぶりのメガトン弾だった。

 第1クールはチーム方針の逆方向への打撃を磨き、第2クール初日のこの日は遠くへ飛ばすテーマを全員に課された中で、本領を発揮した。佐々岡監督は「さすがだね。本人もこの調子を続けたいと言っていた。楽しみ」と目尻を下げた。

 9日までの今クール中に実戦形式の打席に立つ見込み。「しっかりタイミングを合わせられるように準備したい」と意気込んだ。 (江尾 卓也)

続きを表示

この記事のフォト

2021年2月7日のニュース