ソフトB・栗原 出場機会増へ新たに三塁挑戦!レギュラー松田をお手本に「しっかり見て勉強したい」

[ 2021年2月7日 05:30 ]

三塁でノックを受ける栗原(後方は松田)(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・栗原が今キャンプで初めて三塁守備に入った。シートノックでは無失策で11球を難なくさばいたが、投内連係ではベースカバーや捕球のミスも出るなど、初日はレギュラーの松田の壁の高さを実感した。

 「凄く緊張したし、投手の動きに合わせる難しさがあった。(松田は)お手本だらけ。しっかり見て勉強したい。レギュラーを狙うとか言えるようなレベルでも立場でもない」

 今季の目標はフルイニング出場に設定している。捕手登録ながら、昨季は外野中心の出場で118試合に出場して打率・243、17本塁打、73打点とブレークし、日本シリーズMVPを獲得。今季は新たに三塁にも挑戦するよう首脳陣から要望された。「試合に出たいという思いが強い。できるところは全てやりたい。出るためならどこでも守る」と貪欲に出場機会を狙う。

 一方、フリー打撃では二保と対戦。14スイング中、安打性は3本。今年、初めて投手の球を打席で体感し「まだまだですね。スピードに慣れるのが第一。自分のタイミングで振った時にどういう打球が飛ぶのかを確かめました」と状態を確認した。小久保ヘッドコーチから課されている1日1000スイングの成果はこれからだ。「試合に出ることだけを考えて、とにかくアピールする」。守備でも打撃でも、まだまだ引き出しを増やす。(福井 亮太)

 《捕手登録→三塁 過去に衣笠、江藤、小笠原ら》最近、捕手として登録されながら公式戦で三塁を守ったのは昨季限りで引退した藤井亮太(ヤ)がいる。16年3試合、17年90試合に出場し、17年は三塁手としてチーム最多。16年には近藤(日)も捕手登録だったが1試合三塁を守った。ちなみに入団時は捕手登録でその後、三塁にコンバートされ活躍した例としては衣笠祥雄(広)、江藤智(広、巨、西)、小笠原道大(日、巨、中)らがいる。

続きを表示

この記事のフォト

2021年2月7日のニュース