大リーグ機構がキャンプと開幕日の変更を提案 試合数も削減 選手会は静観

[ 2021年2月1日 15:20 ]

フロリダ州で進められているワクチン接種(AP)
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 大リーグ機構がキャンプの開始時期と今季の開幕を遅らせ、レギュラーシーズンを162試合から154試合に削減するというプランを選手会に提示。AP通信などが報じているもので、2月中旬に予定しているキャンプインは3月22日、4月1日の開幕日は4月28日となっている。

 新型コロナウイルスの影響による日程変更プランで、プレーオフ枠を「10」から「14」に拡大させることや、ナ・リーグでも昨季に続いてDH制を採用することなども盛り込まれている。また試合数の削減によって選手の年俸を試合数に応じて減らすことはせず、満額を支払うことも通達。選手会側はこの変更プランを検討してはいるが、受け入れるかどうかは決めておらず、このまま修正案などをオファーしない場合には通常通りの日程になる。大リーグはフロリダ州やアリゾナ州の各都市がキャンプ地となっているが、フロリダ州ではここまで172万人が感染し、2万6478人が死亡。2150万人の同州住民のうち、新型コロナウイルスのワクチン接種を2度終えたのはまだ31万4528人にとどまっている。

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2021年2月1日のニュース