阪神・大山が示した「主将3カ条」 意思疎通を密に、背中で引っ張り、ファンを喜ばせる

[ 2021年2月1日 05:30 ]

全体ミーティングにのぞむ阪神・大山(阪神球団提供)
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 猛虎のキャプテンとして迎える初の春季キャンプ。全体ミーティングを終えた阪神・大山の表情は今まで以上にヤル気に満ち、3カ条を掲げ決意を新たにした。

 (1)背中で引っ張る

 「まずは姿勢から。いろんなやり方はあると思うが、練習する姿や普段の姿勢をしっかりやって引っ張っていければ」

 チーム力の底上げへ各自のレベルアップが不可欠で手本となるべく、ひたむきに白球と向き合う覚悟。昨年も連日、早出特守を敢行したが、今年はより意識し先頭に立つ。

 (2)後輩とコミュニケーションを取る

 「今年は年下の選手が多い。野球はもちろん、プライベートの話をしていくことで、広がっていくと思うので、何げない話は必要かなと思う」

 昨季限りで藤川が現役引退し福留と能見は退団。今キャンプは6人の新人をはじめ小幡、井上といった若虎が多いことから積極的にコミュニケーションを取り助言も送る構えだ。先輩から学んだノウハウを生かし、言葉のキャッチボールも大切にしていく。

 (3)ファンを喜ばせる

 「練習が一番ですけど、何かしてほしいというのがあれば、意見を欲しい。できる範囲でやりたい」

 コロナ下で当面は無観客でのキャンプとなる。足を運べない虎党のためにファンサービスを模索しており、さらなる要望を募る考えを示した。

 「野球の技術の引き出しもそうですけど、キャプテンとしての引き出しも増やしていきたい」

 最大目標はもちろん優勝。ファンも一緒に、チーム全員が一つになって同じ方向を向かせるべく「ニュー大山」として尽力する。(長谷川 凡記)

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2021年2月1日のニュース