雰囲気作りは91年組に任せろ 投手キャプテンの阪神・岩貞が秋山、岩崎との共闘誓う

[ 2021年2月1日 05:30 ]

真剣な表情でミーティングに臨む阪神・岩貞(中央、阪神球団提供)
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 阪神の投手キャプテンを務める岩貞は、同世代の面々と結束しチームの雰囲気を醸成していく考えを口にした。

 「練習の流れとか、(新人ら)みんなが分かれば(ノックの)順番とか関係なくやっていくと思うんですけど、それまではそういう(自分たちが引っ張っていく)見せ方もしていこうかなと思ってます」

 象徴的な光景は30日まで2日間行われた先乗り合同自主トレで見られた。サブグラウンドでのノックで真っ先に声を張り上げ、機敏な動きを披露したのは自身と秋山の2人。先陣で作った明るい空気は後続の新加入組らにもしっかりと伝わった。

 今年9月で30歳を迎えるシーズン。後輩たちから背中に視線を浴びる存在へと変化しているが「秋山とか岩崎とかたくさんいるので、プレッシャーとかは全然ない。キャプテンというところで、自分の中ではより一層気を引き締めてやっていきたい」と“花の91年組”全体で引っ張る決意。投手だけでも3人いるルーキーへも「分からないことがあれば教える」とチームのために協力は惜しまない。

 「毎年、(キャンプ前日は)わくわくして寝付けないんですけど、例年通り楽しみでいます。昨年以上に勝ちにこだわって、本当に優勝してやるという気持ちでやっていきます」

 今季も勝利の方程式の一角として期待される左腕。頂点への渇望と、程よい興奮を胸に新たなシーズンに臨む。(遠藤 礼)

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2021年2月1日のニュース