北別府さん「キャンプの取材に行きたくてリハビリを頑張ってきました」 今年も届いた取材用IDが励みに

[ 2021年2月1日 15:20 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げた野球解説者の北別府学さん(63)が1日、自身のブログを更新。リハビリの励みにしていたキャンプ取材を心待ちにした。

 北別府さんは昨年1月20日に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月19日に息子をドナーとする骨髄移植を受けて7月11日に退院し、その後は自宅で療養していたが、移植の際に起こるGVHDという症状により12月23日に再入院し、大みそかに退院。現在は自宅療養が続いている。

 プロ野球の春季キャンプはこの日、12球団で一斉にスタート。プロ野球関係者にとって元日とも言える2月1日に「この日から選手の闘いが始まる日」と気持ちを新たにすると「今年は異例のキャンプインとなってしまいました。キャンプの取材はどうなるのだろうか」とコロナ禍でのキャンプ取材に思いをはせた。

 1月31日のブログでは「一年以上ぶりに野球のコーチができました」「どれほど会いたかったことか」と2018年から非常勤コーチを務める英数学館(広島県福山市)野球部にオンラインで指導したことを明かしていたこともあり「ズームでコーチが出来たくらいだからズームで選手たちの様子が見れるだろうかなどと思いを馳せています。キャンプの取材に行きたくてリハビリを頑張ってきました」と意欲を見せた。

 コロナ禍にあって実際に現地へ行ってキャンプ取材ができるかどうかについては不透明だが「このカードを作ってくれたことに感謝。仕事復帰への励みになりました」と取材用IDカードを届けてくれた地元テレビ局に感謝した北別府さん。1月28日のブログでは「コロナ禍で何もかも手探り状態でのキャンプイン直前にこんな嬉しいニュースがありましょうか。球界全体だけでなく疲弊している皆さんを励ましてくれるような明るいニュースでした。日本球界に戻って来てくれて本当にありがとう」とヤンキースから8年ぶりとなる楽天復帰を果たした田中将大投手(32)への感謝もつづっていただけに、現場復帰が待たれる。

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2021年2月1日のニュース