中日・根尾はバットで遊撃獲る 自慢の打撃で「名手」京田に挑戦「誰と競争しようが負けられない」

[ 2021年2月1日 05:30 ]

ノックを受け、声を出す根尾(右は京田)(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 中日・根尾は改めて、競争に勝っての遊撃定位置奪取を誓った。

 「僕は僕のやるべきことをやるだけ。誰と競争しようが負けられない」

 遊撃は京田が昨季まで4年連続で規定打席に到達し、不動の地位を築く。沖縄での自主トレではノックの際に一緒に遊撃を守り先輩の動きを観察。「京田さんが球界で一番うまいと思っている。一歩目の動き、送球の一連の流れがスムーズ。安心感がある」。だからといって、ひるまない。「超えていけるように」とこの日も全体練習後に居残りでノックを受けた。

 遊撃は守備力が求められるが、試合に出るために「バッティングで目立っていかないと」とキャンプ中の実戦は打率・350を目標に掲げ「いい投手は真っすぐがいい。しっかりはじき返せるように」と力を込めた。

 与田監督も「2年間、ファームで準備させた。1軍の選手をより脅かす存在になっているだろう」と期待。正遊撃手を目指す根尾の3年目が始まる。(徳原 麗奈)

続きを表示

2021年2月1日のニュース