日本ハム・中田「さらに進化したレベチ」打撃でマー君攻略だ!流行語大賞も狙うぞ

[ 2021年2月1日 05:30 ]

グラウンドでキャッチボールを行った中田(撮影・高橋茂夫)
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 プロ野球は1日、12球団が一斉に無観客でキャンプインを迎える。沖縄県名護市と国頭村で1、2軍がキャンプを行う日本ハムの中田翔内野手(31)は、ヤンキースから楽天に復帰して世間の注目を集める田中将大投手(32)を攻略し、今年こそ流行語大賞を狙うことを宣言した。

 「プロ野球の正月」と言われる2月1日のキャンプイン。神聖な節目の日を前日に控え、中田は沖縄入り後初めてタピックスタジアム名護で練習。最高気温20度の中、南国の陽光を浴びて気持ちよさそうに体を動かした。

 「暖かいからいいよね。大きなケガもなく自主トレを終えることもできたし、現時点で体のコンディションは凄くいいので、いいキャンプ初日が迎えられそう」

 中田の中で、大きな心残りがある。昨季は120試合制ながら自己最多31本塁打を放ち、パワーアップした自身の打撃を「レベチ(レベルが違うの意)」と称してファンの間で定着したが、流行語には選出されず。昨年12月の契約更改時も受賞できなかった悔しさをあらわにしていたが、改めて「新聞でも結構見たけど獲れんかったな」と悔しがった。

 流行語に選出されるためにはやはりインパクトが重要。日本球界に復帰して注目を集めている楽天・田中将を打ち崩せばインパクト大だ。「本当に凄い投手」と評する田中将を相手にレベチな打撃を披露し、新たな中田節も生み出す。しかし、過去の対戦では54打数10安打の打率・185と苦しめられており、「本当に手も足も出ないって“あっ、こういうことを言うんだな”っていうのを分からせてくれたのが田中さん。対戦したいって言うのは知らんやつばっかりやろ」と凄さを解説した。

 昨季は「レベチ」な打撃を披露した。前回、田中将と対戦した13年から成長している手応えもあるだけに「やっぱり40発打ちたい気持ちもある。さらに進化したレベチ(な打撃)を見せたい」と意気込んでいる。オフは昨季進化した打撃を生み出した瞬発系のトレーニングを継続。体重はシーズン中の110キロから2キロ減の108キロとやや絞った状態でキャンプインを迎える。

 チームは2年連続5位と低迷。4番として責任を痛感しているだけに「ファンを喜ばせられるような試合をしないといけないし、それが自分の仕事。チームのことを一番に考えた上で最終的に自分の結果がついてきてくれたら最高」とファンに約束した。球春到来。中田がさらに進化した打撃を追い求めていく。(東尾 洋樹)

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2021年2月1日のニュース