近江、準々決勝へ ドラ候補・土田、木製バットで決勝打

[ 2020年8月2日 11:34 ]

夏季滋賀県高校野球大会3回戦   近江6―1草津東 ( 2020年8月2日    湖東スタジアム )

 今秋ドラフト候補の近江・土田龍空(りゅうく)内野手(3年)が、木製バットで決勝打を含む2安打2打点の活躍をみせチームを準々決勝進出に導いた。

 「3番遊撃」で先発し初回2死、3ボールから一、二塁間を破る右前打で今夏、2試合通算5打席目で自身初安打を放つと次打者の2球目に二盗に成功した。得点には結び付かなかったが、持ち味の積極的な打撃で一本出て気持ちが楽になった3回2死二、三塁では3ボール1ストライクから外角球をはじき返し、二塁左を抜く中前打で2人の走者を迎え入れ逆転に成功した。

 「(一本出ても)ホッとはしていません。(状態としては)まだまだなんで」

 初戦の2回戦・光泉カトリック戦では4打席に立ち四球はあったものの3打数ノーヒット。大会前から打撃の調子が下降線をたどり徐々に回復傾向にはあるが、本来の姿にはほど遠い内容で4回2死二、三塁では平凡な中飛、7回無死二塁も左飛と好機で凡退した。多賀章仁監督も「物足りない」とチームをけん引する主将として期待が高いだけに、さらなる活躍を望んだ。

 最後の夏も、決勝までいけばあと3試合戦える。「ミスショットが多い」といい、残された時間は少ないが、プロも注目するポテンシャルの高さを示す時間は残されている。

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2020年8月2日のニュース