【夢のご当地オールスター・和歌山編】名将・西本幸雄が操る奇襲いらずの紀州打線

[ 2020年4月17日 05:30 ]

夢のご当地オールスター・和歌山編のオーダー
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 暗い話題が多い、こんな時だからこそ、楽しいことを考えないと!! そこでスポニチが独断と偏見に想像力も働かせて、つくってみました。時代を超えた「ご当地オールスターチーム」。一時代を築いた名選手たちが同じチームだったら……。読者の皆さんも本紙選定チームを叩き台にしてオリジナルチームを選考してみては。今回は和歌山です。

 和歌山のドリームチームを編成する上で、100年前に生まれた2人の野球人の存在は欠かせない。嶋清一(海草中)と西本幸雄(和歌山中)。ともに1920年生まれ。日本野球界の発展と歴史に大きく関わっている。

 左腕・嶋は伝説の投手だ。1939年(昭14)の夏の甲子園で、全5試合完封で優勝投手。準決勝・島田商戦と決勝・下関商戦は連続ノーヒット・ノーラン。元早大監督で、学生野球の発展に多大な功績を残して「学生野球の父」と呼ばれた飛田穂洲から「天魔鬼神の快投」と評された。

 明大進学後、学徒出陣で海軍に応召。45年3月、ベトナム沖で潜水艦攻撃を受け、24歳で戦死と記録が残っている。先人への敬意を込めて、エースの座を贈りたい。

 西本は中学時代、その嶋と甲子園出場を争った。立教大在学中に同じく学徒出陣で陸軍に応召。中国戦線を戦い復員。戦後は社会人・星野組から毎日オリオンズに入団。30歳でのプロ入りだった。

 球界には指導者として大きく貢献。60年に毎日をリーグ優勝に導くと、弱小チームとされていた阪急、近鉄を情熱的な指導と、若手育成力で強化し、阪急で5回、近鉄で2回のリーグ優勝を実現した。ドリームチームでも監督として采配を期待したい。オリックスは生誕100年を記念し、4月25日に「誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~」を企画していた。開幕延期に伴い、イベントも延期となったが、1日も早い開催が待たれる。

 嶋に並ぶ名投手が真田重蔵。嶋の3年後輩で、40年には海草中のエースとして甲子園連覇を果たし、戦後は松竹ロビンスで50年にシーズン39勝、沢村賞に輝いた。52年にはタイガースで16勝をマークした。

 阪神関係では62、64年のリーグ優勝に貢献し、60年には本塁打、打点の2冠を獲得した藤本勝巳(南部)、通算2064安打の藤田平(市和商)、星野阪神が優勝した03年に開幕4番を務めた浜中治(南部)、そして79年の箕島春夏甲子園連覇のメンバー嶋田宗彦を推したい。

 現役では日本ハムの外野の要・西川遙輝(智弁和歌山)、そしてDeNAからレイズ入りした橋本市出身の筒香嘉智(横浜)は外せない。広島で活躍した正田耕三(市和商)、西田真二(PL学園)。ソフトバンク、巨人で活躍し、13年から侍ジャパンを指揮した小久保裕紀(星林)で布陣は揃った。

 投手陣では上田次朗(南部)、東尾修、吉井理人(いずれも箕島)、尾花高夫(PL学園)らが控えるが、嶋同様、プロ未経験者で加えたいのがミスターアマ野球こと杉浦正則(橋本)。日本生命時代にバルセロナ、アトランタ、シドニーと3度の五輪出場を果たした右腕加入で、投手王国が出来上がる。(鈴木 光)

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