広島・ピレラ 三塁に意欲 志願の早出特訓、送球難克服へ必死

[ 2020年4月17日 05:30 ]

三塁でノックを受け一塁に送球するピレラ(撮影・江尾卓也)
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 広島のホセ・ピレラ外野手(30)が16日、早出を志願して課題の送球練習に取り組んだ。山田和利内野守備走塁コーチとマンツーマンで内野ノック前に異例の特訓。サード守備にメドが立てば首脳陣の選択肢も増えるだけに、当面は打撃練習再開を先延ばししてでも課題解消に努める構え。謙虚で真面目な新助っ人は上達しようと必死だ。

 午前9時05分、ピレラは室内でウォーミングアップを開始。午前組の練習開始5分前の同25分には、快晴の本拠地グラウンドでいち早く動き始めた。山田コーチが横や後方からトスしたボールを捕球してネットスロー。20分間に渡って認識する課題と向き合った。

 「自分にとって、ディフェンスが大きな課題だと痛感している。そこをいい形で仕上げたい。ヤマダさんにはスローイングが安定する練習をたくさん教えてもらっている」

 内野ノックの前に取り組んだ早出の送球練習。ピレラ本人の志願だった。送球安定に(1)指先の感覚(2)下半身の使い方(3)ボールの回転を指導する山田コーチは「ノック前にやるのは意識づけ。前にやることで(3項目を)確認できるから」と早出の効果を指摘した。

 「MLBの経験は多少あるけど、自分自身が完ぺきだとは思わない。日本の文化やスタイルの中で、たくさんのことを学びたいと思う。謙虚に生きることを心掛けている」
 メジャーではパドレス時代の17年に10本塁打、18年には146試合出場の実績を持つ。それでいて「真面目。吸収しようという意欲を感じる」と山田コーチ。その上で「全部を一度に(解消)はできないけど、徐々に良くなっている」と今後の伸びしろに期待した。

 この日は、右手首付近の打撲で打撃練習を封印する中、自ら志願してロングティーを再開。それでも迎打撃コーチは「やろうと思えばできるだろうけど、メーンで打つ時期のメドをつけるのはまだ早い」と説明する。

 「久々だけど(ロングティーの)感触はすごくよかった。コンディションは100%近くまで上がっている」

 にもかかわらず、打撃練習再開は先送り。当面は送球やステップなどの課題解消に専念させ、サード守備にメドをつけたいからに他ならない。選手起用の幅を広げ、攻撃の選択肢にも直結するピレラの特訓。技術向上への時間はたっぷりある。(江尾 卓也)

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