消えた西武「70周年」東京D開催 越年でも見届けたい「松坂の伝説 再び」

[ 2020年4月17日 09:30 ]

出陣式でライオンズ70周年ユニホームを披露する西武・松坂(撮影・吉田 剛)
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 4月21日が近づいてきた。西武ナインが、80~90年代の黄金時代のユニホームをモチーフにした「ライオンズ70周年記念ユニホーム(復刻ユニホーム)」姿でロッテと東京ドームで戦う日、だった。だが新型コロナウイルス感染拡大の影響で、この一戦も消滅した。

 1月29日付け弊紙1面は「松坂伝説 再び」の見出し。14年ぶり球団復帰の右腕が、復刻ユニホームで登板することを予告した。明るく楽しい紙面だ。

 2年ぶり勝利を目指す39歳は、南郷キャンプから好調。開幕ローテーション入りも現実的となった。予告紙面が実現したかは謎のままだが、Xデーを記者も心待ちにした。

 紙面では連日、選手の前向きな自主練習を紹介している。一方、メモリアルイヤーに多くの企画を用意していた球団サイドには、悲鳴の日々。東京ドームでは来場者全員にレプリカユニホームを配布予定だったので、心が痛む。

 とはいえ、企画する苦労を理解した上で1つ提案したい。「70周年」の東京ドーム開催を来年に持ち越してはどうか、と。延期となった東京オリンピック・パラリンピックも「2020」の肩書きをそのまま引き継ぐ。世情を考慮すれば「70周年」の越年への異論も少ないだろう。

 99年4月7日に155キロの快速球を披露してプロデビューした思い出の東京ドームに再度松坂が先発でマウンドに立つ。当時とはスタイルは変わっているが、熟練した投球術で打者を打ち取る。満員の観衆は「伝説 再び」を見届ける。

 浮かない日々が続く中、首を長くして球音を待つ記者の妄想癖をお許し願いたい。21日が近づくにつれ、思いが強くなる。歴史をつむいだ70周年は、それだけのものと考えている。(記者コラム・大木 穂高) 

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