阪神・近本 コーヒー1杯から始める“潜在意識改革”「STAY HOME」中にひと味違う自分磨き

[ 2020年4月17日 05:30 ]

甲子園で自主練習を行う近本(球団提供)
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 阪神の近本光司外野手(25)が16日、前日に解放された甲子園球場で自主練習を行い、オンライン取材に応えた。久々に外で体を動かした喜びと、感染予防の重要性を口にした一方、活動停止期間中は自宅で潜在意識に関する本を読んでいたことを告白。体、頭脳だけでなく、意識まで成長させ昨季以上の活躍を目指す。この日は午前、午後合わせて32人が甲子園で自主練習した。

 その向上心、探究心はプロ2年目とはとても思えない。盗塁王に輝くなど華々しいデビューを飾った昨季から一層の飛躍を目指す近本。満足に体を動かせない自宅待機中も他の選手とはひと味違う取り組みに励んでいた。潜在意識の開拓だ。

 「快適に過ごせていること、なに不自由なくできていることの外側をどんどん広げていこうと思っていて。それが潜在意識につながる。そういうのが野球の打席の中や盗塁でリードしている時に、自分で考えていること以外で得られる物、ひらめきだったりにつながるのかなと思ったので。自分でできる新しいことをちょっとやってみようと思いました」

 心理学で「コンフォートゾーン」と呼ばれるのが、自分がストレスなく快適に過ごせる場所。それを広げるために使われるのが潜在意識だという。これまで敬遠していたこと、やる必要のなかったことにあえて挑戦することで、それが広がっていくという考え方。潜在意識に関する本を熟読中という近本がまず挑戦したのは、意外な習慣改善だった。

 「新しくやってみたのは、僕はコーヒーが飲めなかったんですけど、朝に1杯、15時頃に1杯というのを始めてみて。ちょっとずつ飲めるようになってきた。コーヒーを飲むと胃が痛くなったり、気持ち悪くなったりしていたけど、少量をちょびちょび飲むようにしてからはストレスなく頭も冴えるようになってきたんで」

 苦手だったことも慣れれば解消され、いずれは無意識にできるようになる。野球においても、プレーの引き出しが増えることにつながるはず。できることが限られた中でも近本の向上心は尽きない。

 この日は自宅ではできないティー打撃や筋力トレーニングもこなし約2時間半、心地よい汗を流した。「こういう状況で野球ができるのはスタッフ、球団の方々に感謝したい」と話す一方、「リスクというのはありますので、感染しないように、感染させないようにしていきたい」と強調。いずれ来る日に備え、さまざまな角度から今できることにトライしていく覚悟だ。(山添 晴治)

 ▽コンフォートゾーン 「快適な空間」を意味し、心理学などではストレスや不安がなく、限りなく落ち着いた精神状態でいられる範囲。この外側を成長を促す「ラーニングゾーン」または「ストレッチゾーン」と呼び、さらに「パニックゾーン」と範囲が広まるにつれて挑戦、リスク、ストレスなどの度合いが高まる。

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